お金のこと

注文住宅で家づくりを始める前に知っておくべき「お金の計画」とは?

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大半の人が家を建てるのは、初めての取り組みとなります。
当然のことながら、「家を建てるには、どれだけの費用がかかるのか?」という不安を誰しも持っていることでしょう。

完成状態の家であれば、目の前の家を手に入れるために、どれだけの金額を支払うのか明確に分かります。
対して、注文住宅では目の前には何もない白紙の状態ですので、どんな家が出来て、どれだけの金額を支払うことになるのか、なかなか予測することが困難です。
しかし、家という人生最大の買い物、つまり最大の支払いをすることからすると、お金の計画がどこまで出来ているかは、家づくりの成否を分ける最も重要な要素になります。

家づくりで最も重要なのはお金の計画

ところが、家づくりが未経験となれば、お金の計画を立てる前段階の「家を建てる費用は、どれだけかかるのか?」が、大きな不安要素になっているのではないでしょうか。

例えば、回転寿司屋さんと立ち食い寿司屋さんとの違いです。回転寿司屋さんは、一皿一皿が金額別に色分けしてありますので、その日の予算に応じて安心して目の前の寿司を取ることが出来ます。

では、立ち食い寿司屋さんではどうでしょう?
目の前のケースに並ばれているネタには金額表示がなく、一部のネタのみ値札が壁に表示されているとしたら、気軽に「○○ちょうだい」とは注文出来ません。
時価とかかれているネタであれば、なおさら注文出来ないはずです。

自分が希望するものの金額が事前に分かるかどうかは、その後の計画を左右することになります。

そこで、家を建てる前に知っておくべきお金のことをご紹介します。

  • 家づくりのお金とは
  • 金額の目安になるものとは
  • 高いか安いか、どう判断するのか

家を建てる場合のお金について知ることで、家づくりの計画にとって大きな一歩となることでしょう。

家づくりのお金とは?

注文住宅は予算に応じて計画を進めることが重要となります。なぜなら、形のない家を注文に応じて建てるからです。

もし、その予算計画が不十分なもので、多額の追加費用が発生したとしたら、家づくりを変更しないといけなくなるかもしれません。
もしくは、住宅ローンの追加融資を金融機関に依頼しなければいけなくなるかもしれません。
こうなると、楽しいはずの家づくりが苦痛の家づくりとなってしまいます。
マイホームを実現する夢とともに、お金の計画をしっかり立てることが注文住宅では結果に大きく影響することにつながるのです。

注文住宅を建てる場合、どんな費用がかかるのか、ご存知ですか?
これから家を建てようとしている多くの方は、いろんな情報を集め大枠としては知っていると思いますが、今一つ把握仕切れないというのが正直なところではないでしょうか。

住宅の金額といえば本体工事価格と思われがちだが・・・住宅の金額を知る場合、もっとも多く届く情報と言えば、本体工事の金額となります。
建築会社が表示するほとんどが、この本体工事の金額で、建築会社のホームページやチラシ広告を見た時、よく目にする○○○○万円という数字です。

例えば1,800万円という金額表示が出ていたとしたら、他にも費用がかかる予測があったとしても、この金額に近い費用で家が手に入るような印象を受けてしまいます。
しかし実際には、1,800万円で人が住める状態にはなりません。本体工事以外にも新築工事にともなう項目がいろいろあります。

新築工事で、本体工事以外に費用のかかるもの

  1. 設計・許認可申請
  2. 屋外給排水工事
  3. 空調設備工事
  4. 造成工事
  5. 地盤改良工事
  6. 外構工事
  7. 水道工事
  8. 下水工事
  9. 照明器具
  10. カーテン
  11. 融資手数料・保証料
  12. 火災保険料・地震保険料
  13. 消費税

以上のように、本体工事以外にも費用のかかる工事等はいくつもあるのです。では、本体工事費用の他にどれくらいの費用を見込んでおけばよいのか?

建築する土地の状況や建てる家の条件によって金額差はかなり出ますが、600万円前後は見込んでおいた方がよいでしょう。
また、家を建てる土地の状況で造成工事、地盤改良工事にかかる費用が何百万円となることもあり得ますので、この点は事前に予測しておかないと後が大変な思いをすることになります。

家づくりに必要なお金は事前に確認を注文住宅を建てる際、ホームページ、チラシ広告などで目にする金額表示は、本体工事の金額であること。そして、本体工事以外にもいろいろな工事があって、その分で600万円前後が加わることになります。
つまり、1,800万円の本体工事金額の場合、総額で2,400万円は資金が必要になるということになります。

さらに土地の状況によっては、数百万円が加わる可能性もあります。
家を建てるためには、家そのものの費用以外にも大金が必要になるのです。

金額の目安になるものとは?

建築会社を選ぶ場合、一番の障害になるのは何と言っても金額です。

「憧れの家を建てたい」、「こだわりのある家を建てたい」、「希望の間取りの家を建てたい」と思ったら、まず気にかかるのが金額です。
「こんな家にしたい」と思っても、資金が用意出来なければ実現することは出来ません。
では、家を建てようとしている人が金額の目安にしているものは何でしょう?

それは坪単価です。
なぜかと言えば、完成している状態の分譲住宅は明確な金額を知ることが出来ますが、注文住宅では、注文する段階では何ら形がなく、坪単価以外に金額の目安となるものがないからです。

家づくりの金額の目安は坪単価しかし、坪単価が金額の目安として正確であるかというと、疑問が生まれます。
例えば坪単価40万円と50万円では、40万円の方がだいぶ安く感じます。少しでもお金を大切に、出費を抑えたい心理からすると坪単価は低い方が魅力的です。

では、坪単価はどうのように出されるのか?
建てる家にかかるであろう金額、またはかかった金額を床面積で割った数字となります。
ここで問題があります。坪単価を表示する上で基となる金額の対象となるものが建築会社によって異なるということです。

一般的には、坪単価の基となるのは本体工事の金額となりますが、本体工事の中にも電気工事、足場工事、設計などいろんな工事があり、建築会社によって、工事の一部を本体工事とは別にすることがあります。
別にする理由は、本体工事の金額を少しでも低くすることで坪単価が下り、受注に近づくからです。
つまり、坪単価の基となる本体工事の内容は、含める工事が建築会社の間で決まっているわけではなく、建築会社によって異なるということです。

例えば電気工事を本体工事から外して、その金額が100万円だったとしたら、延床面積35坪だと、坪単価は3万円近くが下ることになります。
注文住宅を選ぶ際は、坪単価を金額の目安として参考にすることになりますが、数字だけではなく、含まれている内容を確認した上で判断材料にすることが大切です。

高いか安いか、どう判断するのか?

家の形のない段階で工事の契約を行う注文住宅は、その金額が高いか安いかをどのように判断したらよいのか?
この点は、とても判断が難しいと言えます。
坪単価で他の建築会社と比較しようとしても、会社によって金額の表示は異なることが多々ありますし、同じ設計図面が提案されることもありませんので、正確な答えを出すことは出来ません。
その上、使う建材や設備も異なるでしょうから、金額が違って当然となります。

家電製品や自動車のように全く同じものを比較する場合は、金額の数字で判断することが出来ますが、注文住宅は計画される家が建築会社によって異なりますので、金額の数字だけで判断することには無理があるわけです。
高いか安いかを判断する上でまず始めにすることは、実際に建てた人たちが満足しているか不満を持っているかを確認することではないでしょうか。

価格の高い・安いは実際に建てた人に聞こう

どんな買い物でも言えることですが、買って満足していれば安い買い物となりますし、不満に思えば値引きされた品物でも高い買い物になってしまいます。
建築会社から提示された見積り金額が無理なく支払えることが第一。そして、同じ建築会社で家を建てた人たちが満足しているかを確認してください。

家づくりで数社の建築会社から図面と見積り提案を考える人もいるでしょうが、内容も書式も異なる見積りを見て、高い、安いを見分けることは家づくりの経験をした人でも簡単に出来るものではありません。
見積り金額が2,000円として、期間限定の契約で100万円値引きがあり1,900万円になったとします。100万円の得です。
しかし、結果として不満の残る家になったとしたら、安い買い物とはなりません。むしろ、本人にとっては高い買い物となります。

出費を抑えたい思いは、皆同じです。手にするものが同じであれば、少しでも安い方を望みます。
しかし、同じものにはならない注文住宅では、数字だけで金額の判断をするのではなく、満足の度合いを確かめることが良い結果を導くことになるでしょう。

家づくりでは、無理のない資金計画と満足の行く家を手に入れることが大切

いかがですか? 今回は注文住宅とお金についてお伝えしました。
ここでもう一度、注文住宅 家づくりを始める前に知っておくべきお金のことをご紹介します。

  • 家づくりのお金とは
  • 金額の目安になるものとは
  • 高いか安いか、どう判断するのか

家はとても大きな費用がかかります。一生懸命働いてコツコツ貯めた自己資金と返済期間が30年前後となる住宅ローンを資金に手に入れます。
これほどの買い物を失敗することは出来ません。

そのためには家づくりとお金の関係を知り、無理のない資金計画を立てることが成功への第一歩です。
そして、満足の行く家を手に入れることが最もお金を大切に使うことにつながるのです。

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